川内時男先生の活動報告(32) ~根拠なき定説を排除~

「川内時男先生の活動報告(32)」をお送りします。

学者先生の根拠のない定説を見直そう、そして排除しよう。

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32、教育に科学を取り入れ、根拠なき定説を排除せよ(拡散希望!)

(最初にお断りしておきます。ここで述べている教育論は義務教育段階の子供に関してであり、

高校生以上については必ずしも当てはまるものではありません)

教育界には根拠のない定説がたくさんあります。

例えば「詰め込み教育は子供の創造性を失わせる」は教育界だけでなく、世間でも広く信じられています。

しかし私はその確たる根拠は見たことも聞いたこともありません。

IT技術は最も創造性が要求される分野ですが、そのIT技術でトップレベルのインドは詰め込み教育で有名です。

「画一教育は子供の個性を埋没させる」も広く信じられている根拠なき定説です。

「個性の伸長」「個性の尊重」が叫ばれ始めたのは半世紀ほど前からですが、

現代の子供が昔の子供に比べて個性豊かになったとは思えません。

また、今の大人が個性豊かになったとも思えません。

老人の懐古趣味で言うのではありませんが、むしろ画一教育全盛だった昔の方が大人も子供も個性豊かだったように思います。

根拠なき定説はこれ以外にもたくさんあります。

「丸暗記は無意味」「教え込む教育では考える力が育たない」「受験勉強に追われるとストレスで非行が増える」などです。

これらはほとんどの国民がいささかの疑いもなく信じている定説です。

しかし一度立ち止まって考えてみて下さい。本当にそうか。そのことを信じるに足るだけの根拠やエビデンスはあるのかと。

何の根拠もなく、ただ信じているだけでないのか。根拠もなく信じるのは宗教であり科学ではありません(宗教を批判しているのではありません)。

私は長い教師生活の中で、これらの定説が間違っているのではないかと言う疑問を持ち続けていました。

そして動物行動学や脳科学などの先端科学を聞きかじったり、エビデンスをもとに考察したりしました。

それほど深く研究したわけでもなく、また決して博学でもない私ですが、教師の嗅覚として「これは間違っている」と確信しました。

私の嗅覚が正しく、これらの定説が間違っているとするなら、これら教育界の定説は「迷信」でしかないと言うことになります。

だとすれば恐ろしい話ではありませんか。

「教育は国の礎」と言いながら、その大事な教育を「迷信」に頼っているのですから、とんでもない話です。

しかし私から見て「迷信」であっても、学者先生やマスコミはじめ、多くの国民もこれを正しいと信じているのですから始末に負えません。

これらの定説が迷信であることを明らかにするには、科学の視点で検証する必要があります。

私が何度も「教育に科学を」「教育の近代化を」と訴えているのはこのためです。

私はこの「根拠なき定説」を教育界から一掃するため、どこまでも真実を世に訴え、戦うつもりです。

しかし対する相手は名だたる学者先生はじめ、強力な発信手段を持つマスコミ、そしてこちらは何の肩書きもない年老いた一介の元教師です。

とても歯が立ちません。時折上京し、首相官邸近くでチラシを配ったり、政治家に働きかけたり、全国の都道府県知事や都道府県議会議長、PTA連合会に資料を送ったりしましたが、教育界は微動だにしません(郵送料だけでウン万円、年金暮らしの財布にはこたえました)。

そこで始めたのがフェイスブックです。

これならチラシを配るより遙かに効率的です。

かつての教え子達の手ほどきを受けながら、たどたどしい手つきで発信しています。

以上