「日本人よ強かになれ」を読んで

高山正之さんの「日本人よ強かになれ」を読みました。その中にカルタゴの事が書かれていました。以前にカルタゴの滅亡の事は会報に書かせていただきましたが軽く書いただけでしたので、もう少し詳しくカルタゴの歴史から書きたいと思います。

 

カルタゴは今のチェニジアにあり、フェニキア人が建設されていたとされてます。(紀元前8世紀頃)地中海に面するカルタゴの初期は農耕を営む者と海で働く者との長い闘争の歴史であり都市は主に交易で成り立っていた為、海運の有力者達が統治権を握っていたようです。紀元前6世紀の間、カルタゴは西地中海の覇者となりつつありました。やがてカルタゴはマルカスという指導者のもと、アフリカ内陸と沿岸一帯の領土を拡大しました。

紀元前5世紀頃に商業の中心地となり、やがて古代リビアの諸部族を征服し、現在のモロッコからエジプト国境にいたる北アフリカ沿岸を支配下におさめました。地中海においてはサルデーニャ島、マルタ島、パレアレス諸島を支配しイベリア半島に植民都市を建設しました。

しかし同じように繫栄してきた新興国ローマと対立するようになり、これから1世紀にも渡るカルタゴとローマとのポエニ戦争が始まります。

第2次ポエニ戦争は将軍ハンニバルが象に乗ってアルプス越えをして且つ色々と奇抜なアイデアでローマ軍を殆ど壊滅状態まで追い込みます。もう少しでカルタゴ軍の勝利になるところでしたがローマ軍の名将スキピオがの欠点(象は真っ直ぐしか進めない)を見抜いた為、象を使っての戦いが出来なくなり結果的に第二次ポエニ戦争はローマの勝利に終わります。戦後、カルタゴは敗戦したという事でローマから厳しい条件を突き付けられます。

植民地の放棄、軍船、軍象の放棄、交戦権の放棄と軍隊の不保持、そして交易国家カルタゴに農業国家になる事を呑ませました。

太平洋戦争に敗戦した日本もこのカルタゴ方式をモデルにして米国は「日本のカルタゴ化」をしました。台湾等々、植民地の放棄、軍隊の不保持、交戦権の放棄、そして農業国にしようとしました。

ローマは後にカルタゴが戦後からめざましい復興をしてきた為に第三次ポエニ戦争で徹底的に滅ぼしてしまいます。(建物には火をつけ焼き払い、畑には塩をまき2度と作物が出来なくさせ、生き残った人達は全員、奴隷として売り飛ばしました。)

今、日本の周辺は敵だらけです。中国は南モンゴル、チベット、ウイグルの人達を侵略し迫害、そしてロシアはウクライナを侵略していますし北朝鮮は何回もミサイルを飛ばしてきます。韓国も日本を敵視しています。中国が絶対に自国の領土にすると主張している台湾が侵略されれば日本も危ないでしょう。憲法九条は寧ろ戦争を招いてしまう。

歴史から学ぶ事はとても大切だと思います。カルタゴ、ローマ(ローマ帝国は移民、難民で滅んだ)の滅亡は後世の私達に何を教えてくれるか……。

結局は国際社会は弱肉強食で悪意に満ちてますよね。高山正之さんの本のタイトル通り本当に「日本人よ強かになれ」だと思います。(葉)