「領土・主権展示館」見学記

去る10月25日、「教育を正す東葛市民の会」会員6名で、虎ノ門にある「領土・主権展示館」に見学に行ってきました。最寄り駅は銀座線の「虎ノ門駅」、丸ノ内線・日比谷線・千代田線の「霞が関駅」で、駅からほど近い「虎の門三井ビルディング」の1階にあります。

開館時間は10時~18時、休館日は月曜日(月曜日が祝休日となる場合はその次の平日休館)で、入館料は無料です。とくに予約しなくても気軽に入れます。

建物の窓には「領土・主権展示館」の表示があり、近くにも案内板が出ています。

この展示館は、北方領土、竹島、尖閣諸島についての展示がされています。最初2018年1月25日に千代田区の日比谷公園の市政会館内において開設され、2020年1月21日に現在の場所に移転され一般公開されました。以前に比べて展示面積が約7倍になったそうです。

展示の目的は以下のとおりです。

「世界のすべての国家は、領土をもち、そこには国家の主権が及んでいます。日本にも領土があり、そこには日本の主権が及んでいます。

主権とは、国家が異国の領域において有する他の権力に従属することのない最高の統治権のことであり、国家の基本的な地位を表す権利を意味します。

しかし、日本の領土でありながら、このような権利の一部を事実上行使できない場所が二つあります。北方領土と竹島です。また日本の領土のうち、尖閣諸島については、領有権の問題はありませんが、周辺海域における情勢が複雑化しています。

北方領土、竹島、尖閣諸島は、いずれも、一度も他の国の領土になったことがない日本固有の領土です。領土・主権展示館では、これらを含む島々について、歴史を振り返りながら、日本が領有する根拠、他国・地域の主張や行動、それに対する日本の対応や考え方を説明していきます。」

展示館は白を基調にした明るい雰囲気で、北方領土のイメージキャラクター、エトピリカのエリカちゃんが迎えてくれます(置物)。北方領土、竹島、尖閣諸島と3つのブースに分かれていて、壁にボード展示や関係動画、資料の展示、大画面での動画など、きれいで分かりやすい展示がされています。動画は見学者がボタンを押して観ることができ、一つ一つがコンパクトにまとめられているので、見学者のペースで疲れずに勉強できるようになっています。

資料も沢山用意されている(無料)ので、帰宅してからも、ゆっくり復習できる安心感があります。

2階には動画をスクリーンで鑑賞できるスペースもあります。20人位ゆったり座れ(一人一人の椅子)、北方領土、竹島、尖閣諸島それぞれの歴史や風景、子供にも分かるアニメ動画も用意されています。これも見学者がボタンを押して観られるようになっています。

私たち6名は1時間半くらい展示館におりました。最後にアンケートに答えるとファイルなどの景品ももらえます。展示館の館員も丁寧に説明してくださるので、気持ちよく勉強することができました。

こんなにいい施設が都会の便利のよい場所にあるので、是非多くの人に訪れてほしいと思います。

次回は「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」についてその歴史と問題点について説明したいと思います。