「南京大虐殺は本当にあったのか?」講演録⑦

4.現在の問題

最近の「南京大虐殺」の取り扱いはどうなっているか。

平成27(2015)年、「新しい歴史教科書」(自由社)が南京事件を記述せずに検定合格した。南京事件についての議論は続いているので、文科省もそこまで踏み込めなかった。

令和5(2023)年、和田政宗議員が「外務省のHPに南京事件があったことは否定できないと書いてあるが、この根拠はあるのですか」と質問した。それに対して林芳正外務大臣(当時)は「根拠はありません」と答えた。平成17年から外務省HPに掲載していることには根拠はなかったのである。

令和5(2023)年度使用の清水署員の「高校歴史総合」も南京事件の記述なしで合格している。

昨年の暮れNHKラジオ国際放送が「南京大虐殺を忘れるな」と放送したことに対し、林芳正官房長官が「こうした事案が生じたことは遺憾」と発言した。

このように「南京大虐殺」への取り扱いは少しづつ変わってきている。しかし和田政宗議員が言うには「政府は、これまでやってきたことを変えるときは黙ってこっそり変える。だから追及を緩めずにやる」と。私共も運動を続けなければいけない、と決意した。

昨年の12月13日、中国大使館はXに「今日は南京大虐殺の日です」と載せた。この日中国では日本人学校が全て休校だった。漢口のような事件がまた起きないようにである。こういう日に日本の中国大使館がこんなことをする。私共は中国大使館に抗議した。こういうことを常にやっていかなければならない。

歴史の歪曲は国の滅亡に直結する。歴史を歪曲した教育は青年たちの自尊心を失わせ、母国を守りたいという意識が育たない。そういう調査結果が出ている。

 

5.南京大虐殺はあったのか

ありません。市民殺害は起きていません。南京事件は起きていません。

こういう確信に基づいて私は動いている。皆さんも行動に移してほしいと思う。