[キリングフィールド(DVD)を観て】

DVDで「キリングフィールド」を借りて観てみました。

内容はまだポルポトがカンボジアで政権を取る前にアメリカ人記者と行動を共にしていた助手のカンボジア人プランが主人公で1975年ポルポト軍が首都プロンペンを制圧した後、プランの家族はアメリカに逃がすことができましたが、自分自身は失敗してカンボジアに残ることになってしまうのですが、そこから地獄が始まります。

 

プロンペンに住んでいた都市住民は追い出され、遠い地方で重労働させられ、家族一緒に住めず、子供たちとも引き離され子供たちは学校で家族の否定を教えられます。

そして集会で幹部たちは「オンカー様が教師や医療関係者などこの国で役に立つものを探しておられる」と笑顔で甘言を言って炙り出してちょっとでもエリートだった者を処刑していきます。

 

主人公プランは我慢ができなくなり、逃げる覚悟をします。

必死に逃げる中、途中、処刑された夥しい白骨だらけの道を通ります。地雷にもやられそうになりますが、最後は何とか難民キャンプまで辿り着き、その知らせを聞いた記者のアメリカ人と再会します。

 

主人公のプランは実在の人物で、実体験の話です。

私が「キリングフィールド」を観て思ったことは、自国民を虫けらのように虐殺していく「共産主義国家」の恐ろしさ・悍ましさです。

途中で観るのが怖くなり、何度も止めようと思ってしまいました。共産主義国は旧ソ連時代、中国、北朝鮮と自国民を大量虐殺しますよね。香港の人たちが天安門のようにならなければ良いと心から思います。

未だに共産主義に憧れを抱いている人たちに是非ともこの「キリングフィールド」を観てもらいたいと思います。

すべての人々が平等で美しいユートピアの世界なんてないのですから。

 

「地獄への道は善意で舗装されている」

(葉)