いい役者揃いの映画ですが、上映館が凄く少なく、有っても午前中一回のみ(日比谷シャンテは既に終了)で、昨日ちはら台迄見に行きました。2時間程の上映ですが、GHQの露骨な占領政策に当時の日本人はマッカーサー3原則による主権の喪失には結構抗っていた構図です。柄本明演じる松本烝治は今の憲法学者とは比較ならないほど当たり前の理念を持っていました。メインは吉田茂と白洲次郎の達観した独立回復という事ですが、大事なものを戦後の日本人が取り返す事を怠ってきました。またストーリーの中で吉田満の「戦艦大和の最後」がGHQが去る迄、発禁処分されていたことはかなり熱い内容です。映画代より交通費の方が高くつきましたが、時間があれば是非ご鑑賞下さい。(修)