3月26日に結果が公表された小学校の教科書検定では、領土に関する記述に多数の検定意見が付いた。
正確な知識と理解を求める新学習指導要領の方針が厳格に適用された格好だという。
竹島について「日本固有の領土ですが、韓国が不法に占領しています」とだけ記述した教科書には、「我が国の立場を踏まえた現況について誤解するおそれがある」との検定意見が付き、「日本は抗議を続けています」の記述が加えられた。
「尖閣諸島は、日本固有の領土ですが、中国がその領土を主張しています」との文章も同様の検定意見により「中国がその領有を主張していますが、領土問題は存在しません」に修正された。
<産経新聞3月27日記事より>