「目に見えぬ侵略」を読んで。

クライブ・ハミルトンさんの「目に見えぬ侵略」を読みました。

ハミルトンさんはオーストラリア人で2008年の北京オリンピックの聖火がキャンベルに到着した際に集まった中国人達がチベット独立派の人達に暴力、暴言を浴びせる事にショックを受けたのと、その後、中国富豪の人達がオーストラリアの主要政党の最大の献金者になった事から「何かおかしな」と気づいてこの本を書こうと思ったそうです。

でもどの出版社も中国共産党が怖くて出版させてくれなかったそうです。が、ようやくサンディ・グラント社が出版させてくれたようです。

色々と調べてみると中国は政界、実業界、メディア、大学などに深く深く入り込みやがていつの間にか占拠している事に気がついたそうです。

さらに調べていくと中国のやり方は本当に巧妙で周りにはわからぬようにこれぞと思った人物に近づき、仲良くなり信頼関係を築きた後に賄賂やハニトラで中国共産党にとって都合のいい話をしてくれる人物に仕立て上げていくようです。経済的にも依存させるように持っていく。そしていつの間にか土地や島などを買い占められていく。

これは日本も他人事ではないと思います。相当、日本も「目に見えぬ侵略」にやられていると思います。あやしい政治家が沢山いますよね。土地も北海道なんて随分と買われて」いるようです。日本人ももっと危機意識を持たないと大変な事になると思います。

今、オーストラリアは中国からの戦略的資産の買収には注意するようになったそうで以前とは違ってきてるそうです。

この本はオーストラリアだけでなく日本でも随分と売れたそうですが私はなりよりも政治家の方々に読んでもらいたいです。

恐ろしい中国の恐怖の支配はすぐ目の前まで迫っているのですから。

(葉)