女性首相待望論(3)

山之邊雙氏の投稿「女性首相待望論(3)」をお届けします(仁)。

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女性首相待望論(3)    山之邊雙

 

この五人は保守派の小池氏を除いては、マスコミの受けがよい。媚中だから受けがよいのだ。小池氏も節を枉(ま)げたから、これからはマスコミの寵児になるかも知れない。

 

全員が媚中だと言ったが、もう一つ共通点がある。全員が知性ゼロなのだ。聞いた言葉の端々からでも、あまり聡明とは思えない。一流大学を出た人もいるが、進次郎氏と同様に、ズルで入ったとしか思えない状況証拠がある。

しゃべっていることに論理的整合性がない。そもそも自分の政治的信条が定まっていないのではないだろうか。

 

土井たか子氏なぞは、憲法学者ということになっていたが、「九条を守れ」と言うばかりで、憲法の内容についての発言は聞いたことがなかった。九条の解説さえ、高校生レベルだった。

余談だが、九条葱(ネギ)は憲法とは無関係。京都の九条が産地だとのこと。私はまた、福島瑞穂氏が経営する高円寺の喫茶店の裏庭で育てている葱かと思っていた。

 

福島瑞穂氏は、上記五人の中には入れなかったが、大変な才媛だったとの由である。それなのに、田原総一朗氏との対談では、子供のような無知を露呈してしまった。

https://seijichishin.com/?p=2902

「勉強ができても、何も分かっていない人がいる」とはよく言われるが、福島氏のことではあるまいか。

他の五人は勉強もできなかったのに、できた振りをしているだけだとのこと。どっちがましなのかは分からない。どっちにしても分別などないのだから。

 

女性差別とは言わないで欲しい。裏返せば、女性には、学歴が低くても優秀な人が多いという意味なのだ。特に六十代以上の女性の若い頃には、「女だから大学になんか行かなくていい」と言われて、高学歴を得られなかった人が多かった。そういう人の中に、政治的意見を言わせると、アッと驚くような分別を見せて下さる方がいる。

老人は情報弱者と言われるが、意外な高齢女性がいらっしゃることを評価したいものだ。

 

女性天皇・女系天皇とは違って、女性首相は男女平等の原則から考えて、近いうちに、どうしても出て来なければなるまい。

その候補者がこのような人たちばかりでは、国を誤ることになろう。

女性に限らず、首相たるべき人は、自分の思想と意見を、きちんと発表できる人でなければならない。現在では、文章を書かなくても、インタネットの動画に出て来るだけですむから楽だろう。

 

女性首相候補は「憲法改正・皇位継承・尖閣・ウイグル・拉致・慰安婦」などについて、自分の考えを述べて欲しい。国民からのそういう要望が高まれば、彼女たちもそれをしないわけには行かなくなるだろう。

論文だと、人に書いてもらう不心得者が出て来るに違いないから、インタネットで、司会者が一対一でインタビューするのがよいのではないだろうか。テレビは駄目。関口宏や玉川徹がどんな不公正な扱いをするかが分かり切っているから。

公平のために司会者を変えて複数回行う必要はあろう。

 

日本最初の女性首相として、上記の五人とは違った、信念のある、知的な人に出現して来てもらいたい。

高市氏にそれを期待したい。裏切らないで下さいね。何年か前には河野太郎氏に期待したのだが、裏切られてしまった。小泉進次郎も、河野太郎も、結局、親父と同じポピュリストだったんだよね。