「スパルタカス」を観て。

昨年の7月にBSで昔の映画の「スパルタカス」を録画していたのですが、すっかり忘れていてそのままにしていましたが先日、思い出して観てみました。カーク・ダグラス主演なので、かなり古い映画です。奴隷としてキツイ労働をさせられていたスパルタカスは剣闘士を探していた男に見出され訓練を受けていましたが、そこで養成所を訪れていた将軍から黒人奴隷との真剣勝負を命じられ闘いますがスパルタカスは敗れてしまいます。勝った黒人はスパルタカスにとどめを刺すように命じますが黒人奴隷は従わないどころか将軍に襲い掛かり無惨にも殺されてしまいます。憤るスパルタカスは仲間と共謀して反乱軍を組織して自由を求めて立ち上がります。

スパルタカスの反乱は歴史上、実際にあった話でありますが残念ながら最後はローマ軍に鎮圧されてしまいます。只、この映画を観れば奴隷って人間扱いされずに悲惨な人生を送ってきたのだろう。って思ってしまいますが。実際のところはアメリカの黒人奴隷もそうですが後世、伝えられる程ではなかったようです。やはり高い値段で買ってくるので(ローマ時代は大体ロバの値段より2倍から3倍したそうです。勿論、ロバも高かった。)最近の研究ではわりと大切に扱われたそうです。

但し、大切に扱われていても人間として認めたわけではなく馬、豚、牛などの家畜が伝染病になれば、すぐに殺処分したように奴隷の場合も字が読めたり「自由、平等」などのおかしな思想を持つようになった奴隷は他の奴隷に伝染させないように容赦なく殺処分されたようです。

時代は下がりますが結局、白人達の奴隷に対しての、こういった考え方は植民地にしていった国の人達にも同じようだったみたいで植民地にした国々の人達に対しても「宗主国様の国の為に植民地国の人間は一生懸命、働けばいい、余計な事は考えるな!」で植民地国の人達が教養をつけるのを嫌がったようです。現に以前の会報で書いたパキスタン人の技術者が英国の蒸気機関車の仕組みを学び同じような蒸気機関車を作って披露したら英国人によって処刑されてしまった事がありました。

その点では日本が統治した国々はインフラを整備しダム建設をして、そして病院、学校を沢山造り白人国の植民地政策とはまるで違いましたよね。台湾は今も日本に感謝していてくれてますし、パラオの国旗は日本への尊敬と感謝から日本国旗をモデルにデザインしてくれたそうですし。でも残念ながら朝鮮は北も南も今だに日本を憎んでいます(勿論、そうじゃない方もおられますが)元徴用工を巡り日立造船が韓国裁判所に預けた供託金が原告側に支給した事などはもう腹が立つのを通り過ぎてあきれ返ってしまいます。おそらく韓国は(北も)未来永劫、日本を敵としていくでしょう。国が困れば今までの事は無かったの様にすり寄ってきますが少しでも立ち直ればまた元の木阿弥で牙を剥いてきます。お人好しの日本人は何度騙されれば気がつくのか・・・。

今日は「竹島の日」なのでよけいに韓国に対して怒りを感じてしまいます。

今日の産経新聞の主張欄に「日本政府は返還に向けた外交、運動を全力で展開しなければならない。だが、そうなってないのは残念だ。」と書いてありましたが本当に私もそう思います。(Y)