教育改革提案(9)~科学的な目で子供を観ることが重要~

川内時男先生の教育改革提案第9弾です(仁)。

 

9,科学的な目で子供を観ることが重要

川内時男

私の「子供は霊長類ヒト科の子だ」などのコメントを見ますと、子供に対して随分ひどい言い方をしているように思われるかも知れません。しかし私は別に「子供はこんなひどい生き物だ!」と強調したいわけではありません。

子供は理屈抜きで可愛いし、無邪気にはしゃいでいる子供を見れば、思わず顔がほころびます。実は私は無類の子供好きなのです。もっとも子供が好きでなければ教師などできるものではありません。

 

マーケットで母親と一緒に買い物をしている幼い子供を見かけると、思わず抱き上げたくなりますが、近頃はそんなことをすれば「変質者」として警察に通報されかねませんから、我慢してます(笑)。今は少子化の時代、子供は特に珍しく、多くの大人達は小さな子供を見ると思わず頬ずりしたくなるのではありませんか。子供とはそれほど可愛いものです。

 

しかしです!普通の大人はそれでも良いのでしょうが、わずかでも子供の教育に関わる者は、子供の可愛さに溺れていてはいけません。務めが果たせなくなるからです。植物学者が花の美しさに見とれてばかりいては仕事はできません。学者としての「科学の目」が曇ってしまうからです。動物病院の医師が動物の可愛さに心を奪われていては仕事ができません。医師としての科学の目が曇ってしまうからです。

 

子供の教育に関しても同様です。教師、教育学者、評論家は「子供は可愛い」「目がキラキラしている」「純真無垢だ」などの詩的情緒に浸っていては正しい教育のあり方が分からなくなるのです。あくまで科学的知見にたって教育を観るべきなのです。

 

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