「私が戦後教育の日本悪しの洗脳教育から目覚めた理由。」(亡き主人よ、本当にありがとう。感謝です。)

〇十年前に結婚しましたが当時20代の半ばの私は当時どちらかと言えば左側の考え方をしていました。共産党や社会党(当時は社民党ではなかった)や進歩的文化人等々は自民党の政策を強く批判して韓国、北朝鮮、中国、日本の弱者(今もそうですが、この当時も怪しげな弱者だと感じますが当時はわかりませんでした。)に味方する事がその当時はとても正義に見えてました。

でも主人の考え方は私とはまるで違っていました。TVで韓国が反日デモをやってる事が放送されると私は「やっぱり、よほど日本が統治してた時代は差別とか搾取していたかで酷かったのかしらね?だから今でも日本の事を恨んでいるのでしょうね。」と私は思わずつぶやくと主人は猛烈に怒り「お前は韓国人という民族がどういう民族か全然わかってない!あいつらは、ああやって騒いでは日本から謝罪させては金を引き出すのが目的なんだ!それに日本は搾取なんてしていない!日本は朝鮮に学校や病院を造っていい事だって沢山やったんだ!」私は驚いて「えー、そうなの?」と……でも何だか信じられず半信半疑状態でした。

それに新聞を何新聞にしようかと迷っている時に主人は「絶対に朝日新聞は取るなよ。あの新聞は赤旗と同じだ。」と言ったりしたので私は当時は朝日新聞は日本を代表する新聞だと思っていたので「何で?朝日だっていいじゃない。」と思わず言って反発してしまいましたが。でも主人は「兎に角、朝日は絶対に駄目!」の一点張りで私は内心(この人とは考え方が違うなぁ。大丈夫かな。これから先も夫婦としてやっていけるかな?)と不安にもなってしまいました。

そんなある日、主人は私に一冊の本を私の手に乗せて「これを読んでごらん。きっと考え方が変わるから」と渡してくれた本が山本七平さんの「日本人とユダヤ人」でした。この本を読んでから「目から鱗が落ちる」と言うか本当にハマりました。特にこの本中に書かれていた「朝鮮戦争は、日米の資本家が儲けるためにたくらんだものである」と平気で言う進歩的文化人がいる。ああ何という無神経な人よ。そして世間知らずのお坊ちゃんよ。「日本人自身もそれを認めている」となったら一体どうなるのだ。その言葉が、あなたの子をアウシュビッツに送らないと誰が保証してくれよう。朝鮮人は朝鮮戦争で日本は繫栄したと思っている。我々は三十八度線で死闘してる間に日本は我々の犠牲の上で自分達だけぬくぬくと儲けやがった。と。この言葉は安易に聞き流してはいけない。これが事実であっても朝鮮戦争は日本のせいではない。だが朝鮮人にはそう見えるのである。第一世界大戦の後にドイツのユダヤ人に対しても「我々が西部戦線で死闘していた時にユダヤ人達はぬくぬくとして儲けやがった」と。戦争にはユダヤ人は責任はなかったのに、まるで儲ける為にユダヤ人が戦争を起こしたように非難され、それがやがてアウシュビッツに繋がっていってしまった。進歩的文化人さんよ、自分の子の為にも、このことを忘れないでほしい」と。この文章には「ハッ」とさせられ、「私,今まで何、考えてきたのだろう。戦争の事や日本が統治してきた事で日本をやたら批判してきた政党や文化人の主張を正義だと思っていたなんて!」と思い、この本はそれこそ何回も何回も主人が呆れるまで読み返してしまいました。その他に同じ山本七平さんの書いた違う本を読んだり、ソルジェニーツィン氏の「収容所群島」を読み、社会主義国への憧れが完全になくなりました。それから当時は実際には大虐殺まではいかなくても多少は何かしらはあったのではないかと思っていた「南京大虐殺」の検証本である鈴木明氏の「南京大虐殺のまぼろし」読み私の考え方も確実に変わっていきました。

他にも主人が当時読んでいた「プレジデント」という雑誌の中で誰が書いたのか忘れてしまいましたが、この雑誌の中で「戦後のアジアの独立きっかけになったのは戦中に日本軍がインドネシア等々の植民地にされてるアジアの国々から白人達を追い出した事を目の前に見せた事が一番大きい。植民地にされていたアジアの国々の人々は白人を同じ人間とは思えず畏れ多いそれこそ神の様な存在だと思っていたのを同じ有色人種である日本人が白人達を這う這うの体で逃げ出す姿を見せたので、俺達もやれる!俺達も頑張れば独立できる。」と、自信をつけさせたのだと書いてあり私はこの文章を読んだ時嬉しさ一杯になり、以前はあまり日本軍に対して良い印象を持っていなかった事に対して本当に反省しました。と同時に日本軍に対して同じ日本人として誇りを初めて持つことが出来ました。

私が「日本をこれから支えてくれる日本の子供達の孫達の世代の為に微力ながら頑張っていきたい」という気持ちに変わったのは主人のおかげです。

戦後教育の日教組による「日本悪し」の教育のせいでどちらかというと左側に傾いていた私を目覚めさせてくれた亡き主人には本当に感謝しかありません。(葉)