皆さん、力を貸してください!(5)子供には敵を執拗に攻撃しようとする本能がある

川内先生のお話第5弾です。この話はちょっと驚愕の内容ですが、動物行動学的な観点から納得するものがあります(仁)。

5、子供には敵を執拗に攻撃しようとする本能がある

                    川内時男(元徳島県中学校校長)

「教育には科学が必要」と私は言っていますが、ではどんな科学が必要なのでしょう。私は一番にあげたいのは動物行動学です。それほど詳しいわけではありませんが、私が知る範囲で、いじめに関する部分についてお話しします。(以下は動物学者から聞いた話です) 自然界にいる動物は、同じ種族どうしが戦う場合、どちらか一方が死ぬようなことがありません。動物と言ってもいろいろありますが、例えば虎やライオンのように相手を一撃で倒す力を持った猛獣の場合は、戦いの優劣が決まって相手が逃げたり服従のポーズをとったりしたときには、勝者はそれ以上の攻撃をしません。どれほど闘争心に猛り狂っていても、 勝敗が決まればDNAの働きによって闘争本能が抑制されるようにできているからです。それ以上攻撃すると相手が死ぬ場合があるし、自分自身が傷つくこともありますから、そんなことが度々起こりますと種族の個体数が減少し、 あるいは種が絶滅することさえあります。DNAの働きとはいえ何ともうまくできたものです。では鳥や猿など、強力な攻撃力を持たない動物の場合はどうでしょう。実はこれらの動物のDNAには闘争本能を抑制する機能がありませんので、相手が屈服してもいつまでも攻撃を続けようとします。しかしこれらの動物は、負けた側は他の木に逃げたり空を飛ぶなどしてその場から逃げ去ることが出来ますから、 やはり一方が死ぬというようなことにはなりません。しかし、もしこれらの動物がその場から逃げられないような状態、例えば小さな檻に閉じ込められていたらどうなるでしょう。この場合、勝った側の闘争本能が鎮まることがありませんから、残酷な話ですが、相手が倒れても執拗に攻撃を続け、ついには殺してしまいます。  さてヒトはどちらの部類に属するのでしょう。ヒトは猛獣のように強力な武器を持ちませんから鳥や猿の部類に属します。ですから本来、ヒトのDNAには闘争本能を抑制する機能は組み込まれていません。そして子供はヒトですから、自分が気にくわない相手にはどこまでも攻撃を続けようとする本能があります。大人達がどれほど子供を美化しようとも、これが子供の本質なのです。

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